TALVISOTA

nishikitaitei2007-09-07

 「フィンランド軍入門」なる本を購入した所、巻末に「あの」幻のフィンランド製冬戦争映画「ウィンター・ウォー〜厳寒の攻防戦〜(原題:TALVISOTA)」のDVDがとっくに(去年の12月らしい・・・)出ている事が判明。早速ネット通販で注文、本日到着。
……で、発売元を確認してみると“期待通り”「彩プロ」だったw(さすがだぜ彩プロ)

 冬戦争ゲームと言えば、GMTの「Arctic Stoem」やS&T.172号の「Molotov's War」があった。両方とも所持はしているが、プレイした経験があるのは「Molotov's War」のみだ。
前者は未プレイだが、ルールを斜め読みした感じでは難易度はそれ程高くなかった印象があった。後者は2〜3回プレイした事があるが、遥かに簡単なルールで手軽な好作品だった記憶がある。
そう言えば、後者をプレイした時、S&T(って言うかミランダ?)お得意の「イベント」ルールで、いきなり「フィンランド人民政府(オットー・クーシネンのアレか?)」が樹立され。「さあ、これから」と言うところで、ソ連の勝利でゲームが終了してしまった覚えがある(丁度ソ連を受け持っていて、終了条件が揃っていた・・・)
双方のプレイヤーが、「そりゃねぇだろ?」と呆れたのは言うまでも無い……
 
 「Arctic〜」もいつかはプレイしてみたいものだが、今のTSSで付き合ってくれそうな人材は見当らないなぁ。
嗚呼、K籐1号のアニキが健在なら・・・(←死んでないって!w)

 DVD観てみました・・・
幾らリアルに基づくとは言え、一種横綱相撲的な側面のある米軍空挺隊物語の「BoB」や、「プライベートライアン」等とは『比べ物にならない』凄惨な戦争映画でした。・・・やはり「持たざる小国」の戦争だからでしょうか?(どれだけ打ちのめされても、へこたれない士気は、さすが「正義の防衛戦争」を戦っている国の軍隊だと感嘆します・・・)
「BoB」でも人は死ぬけど、(ネタバレになるので詳しくは省くが)「ウィンター・ウォー」における戦死者の死に様―砲撃で四肢がバラバラ―な場面や、劇中の戦死者(当然バラバラなのばかり)を後方へ送るシーンの壮絶さは、(あれでも)ヌルい「スピルバーグ」の比ではないと感じました。
この映画を観ると、準備砲撃及び阻止砲撃、気紛れな擾乱砲撃や味方砲兵隊における誤射等「砲撃の恐ろしさ」が嫌になるほど堪能出来ます・・・。