三月七日に生まれて・・・

元親初陣の像だって

先日の例会で、例の「長元記」の新シナリオ「蓬莱宮の寛典」をテストしてみた。

テーマは「本能寺における信長の横死」が起きなかった場合のifに基づく織田勢の四国平定戦。

仮想戦に付き、実際のタイムスパンは不明なので、進攻から最初の2ヶ月間ののみを取り扱うとして10ターン。
同じく兵力も仮想戦だから実際の資料があるわけでもなく、本能寺前後の状況から織田の兵力を推定。ものの本によると総大将織田三七信孝。副将丹羽惟住長秀に1万4千の兵を付けて云々とあったので「秀吉軍記」から両者のユニット及び取り巻き勢を拝借。年代的にみて未だ西園寺、河野、十河は(それぞれ長宗我部から圧迫を受けているとは言え)健在で、これらは織田家に救援要請をしていた史実に鑑み織田方陣営と言う事で、残る讃岐諸勢力香西、奈良と信長の息のかかった三好勢に織田勢を加え計48ユニット。
迎え撃つ長宗我部勢は長宗我部本隊に金子、羽床、香川の諸勢力で計38ユニットと先の蝙蝠シナリオに比べるとそれ程は絶望的ではない兵力差。

指揮官の能力面で言えば、織田方主将の三七殿は★二つで戦術「1」行動「3」統率「8」の上にその他の指揮官が丹羽長秀以外にはロクな奴がいないので、もし万一合戦を行う場合、現地スタッフ(笑)の三好勢+十河存保(戦術「3」、行動「3」統率「9」)の勢力の協力が不可欠となる。
その辺りを考えると、秀吉を相手の戦に比べ長宗我部方にもまだ抵抗の余地は残されていると思う。

実際のプレイは、内線の長宗我部、外線の織田といった趣で行動力もそれ程遜色は無いので、長宗我部方も(蝙蝠シナリオと違って)柔軟な機動防御がそれなりに可能だったりする。
実際のテストプレイでは河野氏には金子勢、西園寺氏には久武親直を充て、讃岐戦線には香川、羽床勢に長宗我部最強の武将、桑名吉成(戦術、行動共に「3」)を付け時間稼ぎをさせ、元親は白地城で戦況を見極めながら主力を派遣する…と言う戦法を採った。

テストの感想
圧倒的な敵を向かえ長宗我部勢が有効な手段が打てない秀吉の進攻シナリオや、その他の長宗我部勢有利なシナリオ(安芸城攻略・四万十川の合戦・中富川の合戦…殆どテストプレイしてないやorz)に比べるとかなりバランスが取れた中々の好シナリオだと自負している(まあ、「仮想戦」だしねw)