コミックマーケット69再編・出品内容について

我がTSSが冬コミ無事当選です。大変めでたいです。

前回冬コミ同様、今回も地獄の二日間開催と言う当選難関なスケジュールにも係わらず、同盟ギル…じゃなくて、同盟サークルの富山勢及びSOLGER様も当選の様子、大変結構でありました。(前回の冬コミはTSSは惨敗の憂き目を見たからねえ・・・)

取り合えず、Trajan氏と風間氏には新作が在る模様ですが、詳細は不明です。

個人的な出品予定は以下の2作品です。


銀河英雄伝説・双頭の蛇〜ランテマリオの決戦!〜」
NAWシステムの世界そのままに
戦艦=戦列歩兵
空母=砲兵
高速戦艦(帝国のみ)=重装騎兵
巡航艦(同盟のみ)=軽装騎兵
等という無謀な位置付けでデザインしました。
これに艦隊のルール(ナポレオン・ラストバトルズのコマンドルールから拝借)を組み込み、各指揮官に4段階の戦術遂行能力を付与して銀英伝っぽさを無理やり味付けして丁稚あげましたw
特に1艦1艦総て手作り(笑)の各艦艇のシルエットははっきり言って自慢です(小さすぎて差が判らないけど、同盟軍の旗艦も1艦ずつちゃんと分けて作りましたw)
何故ランテマリオなのかと言うと、個人的に好きな艦隊戦なのと、同盟・帝国両方の錚々たる提督が勢ぞろいしてるからです。
1ユニット:約1500〜2000隻
1ターン:約120〜150分

コンポーネント
ルール:プリンタ打ち出し8頁
マップ:プリンタ打ち出しカラーA4判×3枚
ユニット:厚紙裏打済104個
予定頒布価格700円と思ったけど、諸事情に付き500円で頒布(注・ユニット切断等、多少の工作が必要です)

もう一つは「摺上原の戦い」と同一システム(多少改良してありますが)の「人取橋の戦い


政宗の一番長い日〜仙道人取橋・1585〜」
あまり有名な戦いじゃないから、一応ルールに付けたヒストリカルノートを開陳しましょうねw

天正13年10月8日、伊達政宗の父輝宗は二本松城主・畠山義継に拉致され義継もろとも非業の死をとげた。怒りに燃える政宗は父の初七日を待った後、父の仇を討つために二本松攻めを強行する。
 政宗は1万数千の兵を率いて二本松城を囲む、相対する畠山方は義継の遺児・亀王丸を擁し頑強に抵抗した(政宗にも言い分はあるだろうが、亀王丸にとっても政宗はやはり親の敵なのだ)その上二本松城は堅固で、折悪しく天候も悪化、城攻めは失敗に終わった。
そして約一月が過ぎた11月16日頃、畠山氏の救援及びこれ以上の伊達の南下伸張を阻止する為に常陸佐竹義重を盟主に芦名勢、岩城勢、石川勢、白川勢ら仙道及び海道の諸氏が兵力3万以上に達する南奥連合軍を結成。須賀川に集結中。との報せが政宗の元に飛び込んできた。
 この報せを知った政宗は1万3千の軍勢を二手に分け、5千を最上・大崎に対する押さえとする為に派遣、そして自らは8千の軍勢を率い共に小浜城を出陣、岩角城を経て本宮城に入った。
 17日未明政宗は本宮城外の観音堂山に布陣、左翼瀬戸川舘には伊達成実を配置する。だが、乏しい兵力の中から更に約1千を高倉城に抽出した事により、主戦場での彼我の兵力差は7千対3万、実に4倍以上に達したのであった。
かくして、政宗の一番長い1日が始まったのである。
 17日早朝、ついに伊達勢と連合軍は人取橋(一本橋)付近で接触した。だが数に劣る伊達勢は終始守勢に立たされた。瀬戸川を挟んで防戦に終始する伊達軍、
更に本陣まで敵が迫り、政宗自身も槍を手にとり奮戦する。周辺でも、凄まじい白兵戦が展開された。だが兵力差から来る劣勢は覆うべくも無い、伊達勢の奮戦も空しく旗色は悪くなる一方であった。
伊達の諸将は皆力の限り奮戦していた。なかでも、老臣鬼庭左月良直などは、老いた身体に甲冑は邪魔になる。と、黄綿帽子を被っただけの軽装で殿軍を努め、敵中に三度までも突入し壮烈な討ち死にを遂げるという凄まじいばかりの奮戦振りを示した。
また、瀬戸川館に布陣していた伊達成実は、本陣が攻撃を受け危機に陥ると敵陣の側面を攻撃。政宗が討ち取られるのを阻止する等の奮戦を見せた。
 その日、伊達軍は壊滅寸前にされるまで追い込まれたが、日没を向かえ戦闘は一旦終息した。政宗にとっての長い1日は何とか過ぎたのであった。
 明けて翌18日、伊達勢は今日を先途と玉砕を覚悟していた、だが将兵が目覚めてみると、夢のような事態が起きていた。一夜にして3万の連合軍が眼前から消えていたのである。
「佐竹の軍師が下僕に刺殺された」、「里見氏が江戸氏と語らい佐竹領に攻め寄せた」等、巷間様々伝えられ、理由ははっきりしていないが、ともかく政宗は敗北寸前の危機的状況を奇跡的に乗り切った。
以降、寡兵を以って大軍に屈しなかった彼をして「政宗、恐るべし」と周囲は畏怖した。そしてその武名は近隣諸国に鳴り響いたのである。

・・・以上ヒストリカルノート終わりw
今回はあまりの兵力差なので反伊達はステップロスの概念を導入(伊達500人・反伊達1000人)テストプレイ用はユニットの表裏がある物だけど、製品版は貼るのがめんど…じゃなくて(笑)工作に負担がかかるので、少々面倒だけど差し替えユニット方式になっています(サークルの中には厚紙を貼らない所も在るけど、やはり買ってくれた人にそこまで負担掛けたくないからねぇw)
・・・この作品を鬼庭佐月役の天国にいらっしゃる長さんに捧げますw
1ユニット:約500〜1000人
1ターン:約60分
1ヘクス約250m

コンポーネント
ルール:プリンタ打ち出し5頁
マップ:プリンタ打ち出しカラーA4判×2枚
ユニット:厚紙裏打済110個
予定頒布価格500円(注・ユニット切断等、多少の工作が必要です)

以上、最終日「西へ-03a」TSSにて宜しくお願いします。